お昼・入浴しながら昨日買った公演パンフレットを読む私。
ドイツのバレエ。 シュツットガルト・バレエ団はジョン・クランコ・ 私が愛するハンブルク・バレエ団はジョン・ノイマイヤー。
クランコとノイマイヤーは師弟関係。 どちらも文学作品をバレエ化した「物語バレエ」を創った偉大な振付家。
私の目から見ると、クランコは英国の演劇的。 ノイマイヤーはアメリカのミュージカル的に感じます。
私は自分の根っこには、50年代のアメリカ・ミュージカル映画やチャップリンの喜劇があるのだなぁ〜とこの人達のバレエを見て思い出します。
かつて文学少女だった私は文学小娘になり。 デュマの「椿姫」は21歳頃に読みました。同じ時期にモーパッサンの「脂肪の塊」も。
どちらも主人公は売春婦。
「脂肪の塊」は皆のアイドル売春婦が妊娠しまして、父親は誰だ!?わかんねーから俺たち全員父親だぜーという、脳天気馬鹿物語。
一方「椿姫」の主人公マルグリットは高級娼婦で肺病で死にかけてるトコで本気の恋をします。 小説を読むと、マルグリットに恋する青年アルマンは男としていかがなものか?と思う。
父親の脛齧りだわ。マルグリットにフラれた腹いせに違う娼婦といちゃついてあてこする。薄っぺらいヤツなんですよ。 でも、ウブな男が恋をするパワーって凄いわー!一時期、両思いになる時のラブパワー最強だわー!驚きの純愛物語。
それにしてもバレエに出てくる男って・・・・・どいつもこいつもダメ男です。
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