2006年07月
はちみつ  (2006年 7月 30日 [日曜日])

村へ。
今回は隣の別荘の壁に巣を作ったミツバチの駆除。
ミツバチ自体はそれほど人に害をなす物ではないが、はちみつを取りに熊が来るらしい。実際3年前外壁を壊してはちみつを取っていったそうだ。
見に行くと確かに、外壁(板壁)の節からさかんにミツバチが出入りしている。
蜂に詳しい大将によると、日本ミツバチだそうだ。日本ミツバチはほとんど刺さないし、刺されても
「蚊に刺された程度」
だそうで。
とはいえ、やはり刺されるのはいやなので、ほぼ完全防備して駆除に当たる。
別荘の鍵が夕方5時頃到着したので、夕刻から作業開始。
メンバーは、大将、川さん、O水さん、E藤さん。スズメバチに刺されて死にかけたことのある農場主の又さんは、車の中から照明で後方支援。

バールと釘抜きで内壁(これも板張り)を剥がし、まずドライアイスの燻煙で牽制。ミツバチの羽音はすごいが、特に目立つ動きはない。
その後次々と内壁を剥がしていくと、外壁と内壁の間から見事な巣が姿を現した。10cmほどのスキマに4層ほどの見事なハニカム。
上が蜜の保存庫で、下が産卵室と幼虫の飼育室になっているらしい。上の方にはほとんどハチの姿はない。
剣ナタを使って、蜜をこぼさないように上の巣から取って、ビニール袋に放り込む。

あらかた取ったところで、こんどはミツバチと飼育室を取り出し、用意してあった巣箱に放り込んでいく。女王蜂が入れば、巣箱であらたにコロニーを作ってくれるらしい。ミツバチの固まりを手で掴んで移動させる、という感じの作業。
なんというか……ほうきで掃くような感じでしょうか。
この作業をしていた大将は、数十匹のミツバチにたかられていたと思うが、刺された様子は無し。手袋のスキマに入り込みそうになったのを発見して取り出したりもしたが、大事には至らず。

暗い中の作業で効率は悪かったが、ハチの動きは鈍いし、姿が見えないので恐怖心も半減(笑)。かえって良かったという結論になった。

翌日は室内に残ったハチを外に出し、剥がした内壁を貼りなおす。
一段落付いて一休みしているところで、帽子に付いたハチを不用意に手で払った川さんが、名誉の負傷第一号となってしまった。
さすがに蚊に刺されるよりは、だいぶ痛かったらしいが、大事には至らず、ムヒ塗ってごまかしていた。

収穫物はガーゼのような布で巣についた蜜を絞って漉す。
結局2,3リットルにはなったろうか…。O水さんが買ってきた広口瓶に8本と、タッパーに分け、それぞれのおみやげ&別荘の持ち主へのお礼に。
村に参加して以来の、大収穫だった(笑)。



呼び出し  (2006年 7月 9日 [日曜日])

土曜、朝電話がかかってきて村へ。
「シカが網にかかった」
とのこと。状況もよくわからないまま、結婚記念日の予定をキャンセルしたという大将と、大将の車買い換えで旧車を譲り受け、当日引き渡される予定だった川さんと、びぜん亭に集合して出発。
川さんは車の引き渡し場所を、大将の自宅から店に変更、と聞いて何かと思ったら「村行くぞ!」となって行くことになったらしい(笑)。

道すがら大将に話を聞くと、土曜の朝に農場主が村に行ったら、防獣ネットにネットにシカがからまって、死んでいたらしい。
このままだと腐敗して大変なことになるので、移動して埋葬、そしてネットの補修と聞いてちょっと安心。
生きてる鹿だと、たとえ逃がすだけでも大仕事ですから。

夕方前に村に到着。一足先に着いていた「バタやん」と、農場主と共に5人で作業開始。
死亡してからすでに数日経っているようで、腐臭を放ちハエが大量にたかっていた。首にネットが絡まり、窒息死したようだ。
網切って、足にロープかけて、畑の外に引きずり埋葬。
あとは網をかけ直して作業終了。
労働はたいしたこと無かったですが、ニオイがきつくてまいる。

土曜は村に泊まり、翌日朝から種播いたり、雑草抜いたり、支柱たてたり、下の小屋に巣を作ったというミツバチの様子を見たりして、午前中に作業終了。いや結構良く働いた(笑)。

写真は先日知人にいただいた「ナタ」。ナタといっても先がとがっているのでけっこうヤバイ。刃渡りは21センチほど。街中持ち歩いてたら捕まります(笑)。
村に持って行ったらみんな興味津々。皆さんやはりこういう物はお好きなようで。
網切ったり、ビニール紐切ったりと大活躍でした(笑)。

あ、作物は鹿害でけっこう悲惨なことに(笑)。まぁまた植えればいいやということに。


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